■1/9:上棟翌日■
上棟翌日の夜、僕と妻は現場へ向かった。
現場へ到着して建物を目の前にすると、
僕と妻は興奮して歓声を上げてしまった。
基礎工事の段階では、
ここにどのような家が建つのかがイメージできなかった。
しかし、
実際に上物が立ち始め立体的になると一気にイメージができた。
2階の賃貸部分には固定階段のロフトがある。
その分建物も高くなり、
下から見上げると非常に大きく感じた。
昨日現場監督さんから届いた写真にはまだ柱しかなかったが、
一日たったこの日は壁もできていた。

2人で玄関の位置に近づくと、
中からは木の匂いが漂ってきた。
「早く中に入ってみたいね」
と妻は言い、僕も大きく頷いた。
今週末には現場監督さんと現場で以下を予定していた。
- 切り下げ工事の位置の確認
- 棟梁への挨拶
この時には中に入れると思っており、
僕と妻は週末を楽しみにしていた。
1/12 棟梁への挨拶
棟梁への挨拶
週末の土曜日、現場へ向かった。
大工さん達への差し入れ用の飲み物を購入して現場へ到着すると、
現場監督と棟梁が立ち話をしていた。
現場監督さんが間に入ってお互いを紹介してくれた。
棟梁は想像していたよりもベテランの方で職人のオーラが漂っていた。
棟梁の放つオーラに僕達は完全に圧倒された。
自己紹介をして挨拶し飲み物をお渡ししたが、
圧倒されていた僕達は現場監督さん向けに購入していた飲み物も棟梁に渡してしまった。
(そのことにも現場を去った後に気づいた程だった。)
挨拶を終えると現場監督さんが中に案内してくれ、
現在の状況などを説明してくれた。
中は木の匂いで溢れていて心地よかった。
切り下げ位置確認
外に出た後は切り下げ位置の確認を行った。
賃貸用に2台、自宅用に1台の駐車場スペースを確保する予定で、
4m強の幅の切り下げ工事を市役所が実施してくれることになっていた。
この切り下げ工事をどこからどこまでの範囲とするかを決定する確認作業だった。
賃貸スペースの2台の車が駐車しやすいか
という点が一番のポイントであり、
この観点で現場監督さんと検討し、位置を決定した。
以上の確認を終え、
この日の現地打合せは終了となった。
翌々日には管理会社への顔合わせと契約が予定されていた。