wallstatを使用した耐震性能診断
建築確認に向けた書類提出
土地引渡しの翌々日、
工務店との打合せがあった。
打合せの最初に
保留地引渡書
保留地使用許可証
を渡し、コピーをとってもらった。
これで建築確認申請に向けて必要な書類は全て揃ったため、
翌週には市役所に申請を出してもらうことになった。
耐震強度シュミレーション
この日の打合せのメインイベントは
wallstatというソフトを使用した
耐震強度確認のシュミレーション結果
を見せてもらうことだった。
このソフトは建設予定の家の詳細データを入力し、
阪神淡路大震災や東日本大震災などの地震データを使用して、
その地震に家が倒壊せずに耐えられるか、
どの部分がダメージを受けるかを明らかにできる。
※どの部分にダメージを受けるかわかれば、目に見えない部分も地震の後に補修をしておくことも可能となる。
過去の地震の
1.25倍→1.5倍→1.75倍・・・
と地震エネルギーを強くした場合のシュミレーションも可能である。
これにより、
阪神淡路大震災の1.5倍の地震まで耐えられる
といったことも確認できるのだ。
シュミレーション結果は・・・
僕達の賃貸併用は
1階が自宅、
2階が賃貸2部屋でロフト付という間取りだ。
壁量は多く無理のないプランのため、
かなり強度はあるはずと言われていたが、
やはり少し不安はあった。
シュミレーションの結果は
阪神淡路大震災の1.5倍までは倒壊せず、1.75倍で倒壊する。
というものだった。
シュミレーションは
実際の僕達の賃貸併用住宅のパースが表示され、
地震が発生した際の揺れ方も表現されるので、とても面白かった。
1.75倍で倒壊してしまった際は、
僕達夫婦は思わず悲鳴をあげてしまった。
瞬間最大エネルギーと耐震等級の基準値の差
阪神淡路大震災などの大規模震災の地震エネルギーの瞬間最大エネルギーは、
耐震等級の基準として使用されている数値よりもはるかに大きい。
耐震等級1の1.5倍の耐震性が保証される耐震等級3に相当する地震エネルギーよりも
阪神淡路大震災の瞬間最大エネルギーは大きい。
『耐震等級3を取得しているからといって、
阪神淡路大震災に耐えられるとは言えないのが現状』
という話を工務店さんから何度も教えて頂いていた。
※この部分は言葉の表現等が正確な表現ができていない可能性があるため、参考情報レベルでお読み下さい。
僕達の賃貸併用住宅は
阪神淡路大震災の1.5倍まで耐えられる(もちろんダメージを受ける部分は存在した)
という結果が得られたため、耐震面ではかなりの安心感が得られた。
ちなみに、実際に阪神淡路大震災の1.5倍のエネルギーの地震が発生する可能性は理論上は0に等しいそうだ。
耐震面に問題がないプランであることが確認できたため、
現状の間取りのまま建築確認申請を出すことが決まった。
入居者の方の安心した生活を確保できる
賃貸部分の入居者に対しても地震発生時の安全を確保できるため、
僕と妻はその面でも安心できた。
『入居者に穏やかに安心して生活してもらう』
というのは僕と妻が重視しているポイントだ。
着工に向けたタスクの残りは
建築確認申請通過を待つのみ
となった。
僕と妻は建築確認申請通過と着工が待ち遠しかった。